一棟マンション投資「差別化戦略の手引書」

株価対策(事業承継)の
方法・流れは?

会社の経営と資産を後継者に引き継ぐ「事業承継」。事業承継を行う前に不動産を購入しておくことで、自社株の評価を引き下げることが可能です。ここでは、株価対策としての不動産購入について、重要性や仕組みなどをご紹介します。

INDEX目次
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株価対策、株価の引き下げがなぜ重要か?

事業承継をする際にしっかり行っておきたいのが税金対策です。企業の業績が好調であるほど自社株の評価額が高いため、対策を適切に行わないと、相続後、後継者が納税資金で苦労するかもしれません。自社株は換金性が低いため、売却して納税資金を準備することも難しいでしょう。

まずは株価や社長(被相続人)の資産額を明らかにするなど、相続税の額を把握しておくことが大切です。その上で、株価の評価額を引き下げる対策を行ってください。

株価対策の流れ、仕組み

会社の資産を現金から不動産に換えることで、株価の評価額を下げることができます。

相続税額を算出する際、土地の評価額は「路線価」を基準とするのですが、この路線価は、市場価格の70%~80%くらいで設定されています。例えば、2億円の現金は2億円が丸々相続税の対象となりますが、2億円で不動産を購入した場合は、相続税の評価額がおよそ80%で算出されるため1億6,000万円となり、相続税の評価を下げることができるのです。

現金をそのまま保有するよりも評価額が減少し、結果として純資産額が低くなるしくみです。これによって、結果的に自社株の価格が下がることにつながります。

さらに有利になるのが、賃貸マンションなどの収益不動産を建てること。賃貸物件は、借主に借家権が生じるため、その権利分が評価額から差し引かれるのです。土地の場合は、自社ビルよりも15%程度、建物も固定資産税評価額から30%減の評価減が見込めます

実際の株価対策の例

相続制評価額を10億円→6.5億円に圧縮

地方にある同族経営の印刷会社A社。後継者への事業承継を見据え、内部留保金10億円を使って対策を行いたいと考えていました。そこで、東京のオフィスビルを7億円(土地4億円、建物3億円)で購入。一部を自社で使い、残りを賃貸オフィスとして活用することにしました。

これにより、相続税評価額を3.5億円に圧縮することに成功。さらに、年間2,200万円の不動産収入を確保しています。また、減価償却費で年間約850万円の利益圧縮にも成功しました。

※参照元:三菱地所リアルエステートサービス(https://www.mecyes.co.jp/businesses/wealth/case/01/

不動産を使った株価対策の注意点、リスク

不動産購入で株価対策を行う際に注意したいのは、いわゆる「3年しばり」です。

法人が取得した不動産については、3年以上経過していないと、相続税の評価額で算定されません。株価が時価(購入した時点での金額)で計算されてしまうため、節税することができないのです。このため、不動産の購入による株価対策は、早い時期から始めることが大切です。

また、購入する不動産についても注意が必要です。高額な土地や建物を購入することで、資金繰りが悪化するかもしれません。反対に収益性の低い賃貸物件の場合、購入することでかえってマイナスを被る可能性や、株価対策後に不動産が不要になった際に、適正価格で売却できない可能性もあります。

株価対策は重要ですが、それによって会社経営に悪影響を与えることがないよう、多角的な判断を行いましょう。

一棟マンション投資で
株価対策を狙うなら

会社の相続税対策としてマンション投資を行うことで、自社株の評価を下げることが可能です。ただし、税金対策だけを考えて収益性の低いマンションを購入してしまうと、かえって会社の運営の悪影響を与えてしまうかもしれません。

おすすめは、収益性の高い賃貸不動産を購入すること。賃貸経営により財産を増やしながら相続税対策をとることが可能です。専門家の意見も取り入れながら、物件の収益性に着目して不動産を選んでみてください。

こちらのページでは、相続税対策にもなり、安定した収益が望める防音マンション投資について説明しています。